養護教諭養成教育における放射線教育プログラムの試行的実践

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タイトル別名
  • Trial Practice of Radiation Education Pedagogy in Yogo Teacher Education Course
  • ヨウゴ キョウユ ヨウセイ キョウイク ニ オケル ホウシャセン キョウイク プログラム ノ シコウテキ ジッセン

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抄録

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[要約] 【目的】2011年の東日本大震災による原子力事故後,原子力発電所がある自治体は大きな影響を受けた。学校教育そのものが変わり,現場の教職員は様々な困難に直面した。学校保健を担う養護教諭として放射線について学ぶ必要があると考え,養護教諭養成教育における放射線教育プログラムを実施し評価した。【方法】対象は養護教諭を目指す大学3年次生25名とした。教育目的は「放射線災害下で学校生活を送る子どもやその家族に配慮した対応・支援に必要な放射線についての知識を学ぶ」こととし,講義,測定演習を行い,質問紙調査を実施した。【結果】参加者は,放射線の基礎的な知識を学ぶことができ,特に演習を通して放射線を身近にあるものとして正しく理解して上手に付き合うものであると学びを深めていた。【考察】放射線教育は養護教諭にとって必要な学びであり,講義や測定演習という教育プログラムによって効果が得られることが示唆された。

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