終末期がん患者への食事/栄養サポートにおいて訪問看護師が抱く困難

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タイトル別名
  • Difficulties Experienced by Home Visit Nurses in Dietary/Nutritional Support for Patients with Cancer in the End-of-Life Stage
  • シュウマツキ ガン カンジャ エ ノ ショクジ/エイヨウ サポート ニ オイテ ホウモン カンゴシ ガ ダク コンナン

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抄録

【目的・方法】訪問看護師が抱える終末期がん患者の食事/栄養サポートに関する困難を明らかにすることを目的に,終末期がん患者の看護に携わっているA県下の訪問看護師を対象に質問紙調査を実施した.【結果・考察】質問紙調査1:終末期がん患者の食事/栄養サポートに関して訪問看護師が抱く困難の内容として22項目が明らかになった.質問紙調査2:調査1の結果及び文献検討の結果から得られた34項目について困難の程度を調査したところ,困難の程度が最も高い項目は「食べることを妨げている症状をコントロールすること」94.6%であった.困難の程度は,年齢,看護師経験年数,1年間に関わる終末期がん患者の人数,終末期がん患者の食事/栄養サポートに関する研修会への参加経験により違いが認められた.2つの調査結果より,在宅療養中の終末期がん患者の食事/栄養サポート充実のための訪問看護師教育プログラムに盛り込むべき内容等が示唆された.

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