心身医学領域における心理士の業務と課題
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- 松田 史帆
- 中部労災病院治療就労両立支援センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Tasks and Issues of Psychologists in the Field of Psychosomatic Medicine : Support for Balancing Treatment and Work
- ―治療と仕事の両立支援の分野から―
説明
<p>時代の変化とともに,心理士が活躍できる場面が増えていると思われる.新しい領域として,現在の所属先で取り組んでいる「治療と仕事の両立支援」について紹介し,心理士として求められる業務や役割について,これまでの経験も踏まえて報告する.</p><p>「治療と仕事の両立支援」とは,「働く意欲や能力があっても,就業継続や休職後の職場復帰が困難な事例」に対し,治療と仕事の両立をサポートする取り組みである.筆者は看護師や医療ソーシャルワーカー(MSW)と協働し,心理アセスメントや心理サポートを担当している.精神疾患の患者だけでなく全疾患を対象としており,がんやあらゆる慢性疾患の方と面談している.心身医学でいう身体・心理および社会的側面といった全人的医療を必要とする疾患と同様のとらえ方や対応が求められているように感じられる.心理士としていかに主体的に動き,機能していくかが現時点でも課題と考えている.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 63 (4), 332-338, 2023
一般社団法人 日本心身医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296666497207808
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可