同種造血幹細胞移植後の維持療法

書誌事項

タイトル別名
  • Maintenance therapy after allogeneic hematopoietic stem cell transplantation

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説明

<p>同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)は疾患再発のリスクの高い患者の生存率向上に寄与している。しかしながら,allo-HSCT後に疾患が再発した場合,従来の化学療法やドナーリンパ球療法を行っても十分な治療成績が得られず,治療不成功・死亡の主な要因となっている。allo-HSCTの疾患再発を減らすために,微小残存病変に基づいた先制治療や,再発リスクの高い患者に対する維持療法は有望な治療戦略と考えられる。近年,抗腫瘍効果が高く,毒性の少ない新規薬剤や細胞治療の開発が進み,allo-HSCT後の状況下でも使用可能であり,治療開発が進んでいる。本稿では,主に急性骨髄性白血病および急性リンパ性白血病におけるallo-HSCT後維持療法に関する現状と今後の戦略について概説する。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 64 (6), 533-546, 2023

    一般社団法人 日本血液学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296666511311488
  • DOI
    10.11406/rinketsu.64.533
  • ISSN
    18820824
    04851439
  • PubMed
    37407479
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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