インドネシアにおけるサゴヤシのデンプン生産性
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- 齊藤 邦行
- 岡山大学大学院自然科学研究科農学系
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- Bintoro M. H.
- Fac. of Agr. Bogor Agric. Univ.
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- 大江 和泉
- 岡山大学大学院自然科学研究科農学系
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- Jong F. S.
- P.T. National Timber & Forest Products
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- Louw J.
- Inst. for Assess. of Agric. Tech., Jln. Yahim Sentani
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- 杉山 信男
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Starch Productivity of Sago Palm in Indonesia
- ―スマトラ,西カリマンタン,南スラウェシ,マルク,パプアにおける調査事例―
抄録
インドネシアにおけるサゴヤシ林の約95% がインドネシア東部(カリマンタン,スラウェシ,マルク,パプア)に分布しており,この地域で多くの変種が分化したと考えられている.この地域のサゴヤシ林ではインドネシア西部(スマトラ,ジャワ)に比べてデンプン生産性が著しく高いことが知られている.そこで,インドネシアにおけるサゴヤシの分布と遺伝的多様性,デンプン生産性を2001年から2007年にかけて調査した.リャウのトゥビンティインギ島では商業的プランテーション栽培が行われ,水路によって50 haずつに区画された圃場に水上栽培した吸枝が10 m間隔(正方形植)で移植されていた.調査を行ったアチェ州アチェベサールでは,約50 ha,西カリマンタン州のポンティアナでは約5,000 ha,南スラウェシ州のパロポでは約1,000 ha のサゴヤシ自然林が河川沿いに広がっていた。マルク州では各島々の沼沢地沿いに合計約30,000 ha のサゴヤシ林を有していた.パプアのセンタニ(スンタニ)湖周辺には約4,000-5,000 ha の自然林が広がり,州の農業試験場では自然林から60 種類のサゴヤシ近縁種または変種を収集して表現形質や成長速度を比較していた.2種の変種Yepha(トゲなし),Phara(トゲあり)が推奨されていた.各調査地で可能な限り開花期に近い1-2個体(幹立ち後6-10年)を切り倒して調査した幹のデンプン収量はパプア(835kg)で最も高く,次いでマルク(582kg),南スラウェシ(373kg),リャウ(225kg)の順となり,アチェ(135kg)と西カリマンタン(100kg)では低かった.髄部デンプン含量は髄の比重および乾物率と密接な相関関係が認められた.
収録刊行物
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- Sago Palm
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Sago Palm 16 (2), 102-108, 2008
サゴヤシ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296674776092416
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- ISSN
- 27583074
- 13473972
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可