回転式粒厚選別機によるナタネ・ヒマワリの夾雑物除去

  • 金井 源太
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
  • 竹倉 憲弘
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
  • 加藤 仁
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
  • 松崎 守夫
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
  • 安本 知子
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
  • 薬師堂 謙一
    ( 独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Removing Admixture from Grain of Rapeseed and Sunflower Using a Rotary Size Grader
  • カイテンシキリュウコウ センベツキ ニ ヨル ナタネ ヒマワリ ノ キョウザツブツ ジョキョ

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抄録

ナタネ,ヒマワリのコンバイン収穫物の回転式粒厚選別機を用いた選別試験を行い,以下の知見を得た。 ナタネ子実より小さな夾雑物除去のために1.2mm 縦目篩を用いた場合,夾雑物割合4.2%の収穫物から夾雑物の14%程度を除去でき,子実損失は1.0%以下であった。子実より大きな夾雑物除去のために特注品の2.3mm 丸目篩を用いて夾雑物の82.9%を除去できたが,子実損失は17.7%であった。2.3mm 縦目篩を用いた場合,子実損失0.0%で夾雑物の53.2%を除去可能であった。 ヒマワリ子実より小さな夾雑物の除去のためには,子実粒厚の変動に合わせて目開き2.0 ~ 2.4mm で対応する必要がある。子実より大きな夾雑物除去のために特注品の5.0mm 縦目篩を用いて夾雑物割合1.4 ~ 2.4%の収穫物中から15.2 ~ 50.4%の夾雑物を除去できたが,子実損失が6.6 ~ 7.7%であった。 ナタネ・ヒマワリとも回転式粒厚選別機により,夾雑物割合を1%以下にできる場合もあったが,選別前の夾雑物割合の影響を受けるため精選工程は必要であると考えられる。

収録刊行物

  • 農業施設

    農業施設 41 (2), 87-94, 2010

    農業施設学会

参考文献 (5)*注記

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