書誌事項
- タイトル別名
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- イチ チイキ ノ コウレイシャ オ タイショウ ト シタ シンガタ コロナウイルス カンセンショウ リュウコウ カ ニ オケル ケンコウ ・ セイカツ ニ カンスル チョウサ ホウコク
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抄録
<p>目的 本研究の目的は,一地域在住高齢者を対象として,健康・生活調査を実施し,新型コロナウイルス感染症(以下,Covid-19)流行下における生活実態と社会的活動の変化を性別ごとに検討することである。</p><p>方法 A県a地区32自治会の65歳以上高齢者3,525名を対象に,2022年1月,無記名自記式質問紙調査を実施。調査項目は,基本属性,要介護・要支援認定の有無(以下,要介護認定),1日の座位・臥床時間,後期高齢者の質問票項目(以下,高齢者質問票),Covid-19流行前後の活動量の変化と活動内容の合計35項目とした。各調査項目を男女別に,連続変数にはMann-Whitney's U-test,カテゴリー変数にはPearson χ2-testにて評価した(統計学的有意水準両側5%)。</p><p>結果 有効回答数(率)1,721名(48.8%),研究対象者の8割以上が要介護認定を受けておらず,高齢者質問票項目「1.あなたの現在の健康状態はいかがですか(以下,主観的健康観)」において「よい・まあよい・ふつう」と回答したのは男性680名(84.0%),女性716名(80.4%)であった。男女間で有意差が認められたのは,「2.毎日の生活に満足していますか(以下,生活満足度) (p=.045)」で男性が有意に多い一方で,「12.たばこを吸いますか(p<.001)」他2項目は,女性が有意に多かった。活動量の変化について,男性602名(75.2%),女性719名(81.9%)が「とても・どちらかといえば減った」と回答し,女性が有意に多かった(p=.001)。最も減少した活動内容は,男性は「友人や別居家族らと会う回数(以下,対面交流)」,女性は「誰かと食事をする回数(以下,共食)」であった。有意差が認められた活動は,「対面交流」他4項目で,いずれも女性が有意に多かった。</p><p>結論 男性7割以上,女性8割以上が,Covid-19流行前後で活動量が低下した。減少した活動内容は,対面交流,共食,旅行,女性は買い物であった。男女ともに8割以上が要介護認定なし,主観的健康観が良好であるものの,フレイルに関連ある項目で約1〜3割の良好側でない回答があった。生活満足度は女性が有意に低く,さらに対面交流等の機会は女性が有意に多く減少した。高齢者の活動,交流が可能なコミュニティの再構築,家庭訪問等の支援体制整備が重要である。</p>
収録刊行物
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- 東海公衆衛生雑誌
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東海公衆衛生雑誌 11 (1), 103-110, 2023-07-08
東海公衆衛生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296808217891968
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- NII書誌ID
- AA12691469
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- ISSN
- 24340421
- 2187736X
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- NDL書誌ID
- 032940011
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可