欧州におけるデジタルデータプラットフォームの動きと考察

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  • 福本 勲
    株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト

書誌事項

タイトル別名
  • Digital Data Platforms in Europe Movements and Considerations

抄録

DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みの進展に伴い、データは「21世紀の石油」とも呼ばれるようになり、ビジネスにおいて極めて重要なものになっている。現在、世界のデジタルデータの多くは、米国のGAFAM(Google(Alphabet)、Facebook(Meta Platforms)、Apple、Amazon、Microsoft)や中国のBAT(百度(Baidu)、阿里巴巴集団(Alibaba)、騰訊(Tencent))などが提供する巨大プラットフォーム上に集積され、その上で解析や活用が行われている。  欧州も例外ではなく、欧州で発生したデータもこれらの巨大プラットフォーマーの新たなビジネスに利用され、欧州自体のデジタル経済の拡大に結び付いていないことが懸念されてきた。このため、欧州がデジタル経済での巻き返しを図るには、蓄積・処理・活用されるデータの管理を欧州外の企業に依存せず、欧州自身で実行できる技術環境の整備が必要と考え、デジタル主権の確立を最大の目標に、欧州独自のデータインフラ構築や法規制の動きが広がっている。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296808234412160
  • DOI
    10.32230/jssmjournal.37.1_9
  • ISSN
    24345504
    13436619
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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