3.SSMと鑑別診断
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- 古賀 弘志
- 信州大学
抄録
<p>SSMは白人で最も多いメラノーマの1病型であるが,日本人での発症頻度は少なく浸潤性病変となってから受診することが多い.早期SSMのダーモスコピー診断方法として7つの基準で構成されるRevised 7-point checklistの使用が実臨床で有用である.SSMのダーモスコピーにおける鑑別診断として,脂漏性角化症,基底細胞癌などが挙げられる.ダーモスコピーで確定診断をするのではなく,ダーモスコピーは生検を行うか否かの方針を決定する検査であることを意識して,疑わしい病変は積極的に生検を行うよう心掛ける.</p>
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 133 (8), 1839-1844, 2023-07-20
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296829542439424
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可