福島県のニホンザル・東日本大震災の影響と今後

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抄録

<p>日時:2023年7月7日(金)15:30〜17:00</p><p>場所:兵庫県民会館 11階 パルテホール</p><p>福島県では、2007年に鳥獣保護法に基づくニホンザル保護管理計画(現在は、ニホンザル管理計画)を策定し、市町村が適切な実施計画を策定して個体数調整を行うことになった。一方で、雪国のサルの繁殖率は低いと予想され、個体群管理は慎重に行う必要があると考えられたことから、2008年から演者らの研究グループは福島市と連携して捕殺された個体の性年齢構成や妊娠率等の個体群管理学的な調査を開始した。その過程で、2011年に発生した東日本大震災に伴う福島第一原発の爆発により、福島のサルたちは世界で初めて原発災害で被ばくしたヒト以外の野生霊長類となった。この事態を受けて、サルたちの被ばく実態や健康影響を明らかにすべく、長期的なサルの健康影響調査も行ってきた。本自由集会では、これまでの調査結果を報告し、今後の動向について考察する。</p><p>プログラム</p><p>「震災前後のニホンザルの群れ分布の変化について(避難地域を主として)」</p><p>今野文治(東北野生動物保護管理センター)</p><p>「遺伝子から見た地域個体群の分布について」</p><p>川本 芳(日本獣医生命科学大学獣医学部)</p><p>「放射性物質の蓄積と健康影響」</p><p>羽山伸一(日本獣医生命科学大学獣医学部)</p><p>責任者:羽山伸一・川本 芳(日本獣医生命科学大学獣医学部)</p><p>開催方法:現地開催のみ</p>

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  • CRID
    1390296896142696448
  • DOI
    10.14907/primate.39.0_17
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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