Stanford A型急性大動脈解離術後の呼吸不全および不全対麻痺に対し,多職種協働による早期からの理学療法が有効であった1例

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of the early physical therapy and multi-type of job team intervention on Stanford type A acute aortic dissection postoperative respiratory failure and paraparesis: A case report
  • Stanford Aガタ キュウセイ ダイドウミャク カイリ ジュツゴ ノ コキュウ フゼン オヨビ フゼン タイ マヒ ニ タイシ,タショクシュキョウドウ ニ ヨル ソウキ カラ ノ リガク リョウホウ ガ ユウコウ デ アッタ 1レイ

この論文をさがす

説明

<p> 【目的】Stanford A型急性大動脈解離(以下,AAD)は重篤な症例が多く,術後のリハビリテーション(以下,リハビリ)が難渋しやすい。多職種協働による早期からの理学療法によって,呼吸不全および不全対麻痺が改善し,独歩獲得が得られた症例を経験した。【症例】緊急人工血管置換術を施行された80代男性,術後は呼吸循環動態不良,不全対麻痺合併のため1ヶ月間の集中治療管理を要した。【方法】術後早期から多職種協働し,呼吸ケアや離床による運動療法を身体機能回復に合わせ段階的に実施した。さらに精神認知機能,嚥下機能改善を目的にチーム介入を実施した。【結果】見守りでの独歩獲得が得られ,103病日に回復期リハビリ病院へ転院となった。【結論】AAD術後の重篤な合併症を呈した症例であったが,多職種協働に努めることでリスク管理をしながら,より安全かつ効果的な早期理学療法介入が可能となり,良好な転帰が得られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ