ヨガにおける身体的実践の意味――マレーシア・クアラルンプールでの指導実践を事例として――
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- 栗原 美紀
- 上智大学総合人間科学部社会学科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Meanings of Bodily Practice in Yoga: Insights from a Case Study of Yoga Teaching Practice in Kuala Lumpur, Malaysia
抄録
<p>本論文の目的は、ヨガにおける身体的実践の意味について、マレーシア社会での指導実践を事例に検討することである。ヨガと健康の関係をめぐる先行研究では、思想的側面と実践的側面がそれぞれに議論されてきたが、両者の関係は十分に論じられていない。そこで本研究では、社会学的視点から相互行為としての指導実践に着目し、ヨガの思想と実践のつながりと、その健康との関わりを考察する。本稿の分析には、2017年よりマレーシアのクアラルンプールで断続的に行った参与観察の記録を用いる。本調査の知見は主として2つある。第一に、ヨガでは意識が重視されるため、身体的な実践が生物学的次元から認識的次元まで複層的な意味をもつ。第二に、指導者の言語的実践によって、生徒はヨガの実践を介して自らの身体認識を調整していく。これらの結果をふまえた今後の課題は、身体技法論と医療社会学を架橋し、個人の自律的健康形成を理論的に分析することである。</p>
収録刊行物
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- 保健医療社会学論集
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保健医療社会学論集 33 (1), 46-55, 2022-07-31
日本保健医療社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296962548421504
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- ISSN
- 21898642
- 13430203
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可