日本医真菌学会希少深在性真菌症の診断・治療ガイドライン,システマティックレビューワーキンググループの取り組み
書誌事項
- タイトル別名
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- Progress Report of Systematic Review Working Group in the Preparation of JSMM Guidelines for the Diagnosis and Management of Rare Fungal Infections
説明
ムーコル症,フサリウム症,トリコスポロン症,スケドスポリウム症などの希少深在性真菌症の診断・治療の多くはエビデンスが限られる.今回,希少深在性真菌症の診断・治療ガイドライン作成にあたり,システマティックレビューワーキンググループ(WG)が立ち上げられた.WGでは委員から候補となるクリニカルクエスチョン(CQ)があげられ,そのなかから,ムーコル症について2つ(治療期間,抗真菌薬の併用療法),フサリウム症(単剤,併用療法のどちらが推奨されるか),トリコスポロン属血流感染症(初期治療の第一選択),スケドスポリウム症(初期治療の第一選択)について1つずつ,また,眼感染症から糸状菌による内因性眼内炎の治療の6つのCQに取り組むことが決定された.システマティックレビューを進め,2022年10月の第66回日本医真菌学会総会・学術集会で進捗状況を報告した.本稿では,その後の進捗も含めて,システマティックレビューWGの取り組みについて報告する.
収録刊行物
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- 日本医真菌学会雑誌
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日本医真菌学会雑誌 64 (3), 87-95, 2023
一般社団法人 日本医真菌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297294023196544
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- ISSN
- 24345237
- 24345229
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可