教師のメンタルヘルス研修会で扱うことが求められるストレスの諸側面 : 「自分の問題」としての理解と「知識」としての理解

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  • Aspects of Stress Necessary to Handle in Teachers' Mental Health Workshops : Understanding Problems as "One's Own" and as "Knowledge"

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抄録

本研究の目的は,メンタルヘルス研修会において,その目的を達するためには,「自分」の問題としての理解が必要であるのか,「知識」としての理解で足りるのかを,ストレッサー,ストレス反応,認知的評価,対処行動のストレスモデルの諸側面を考慮しながら検証することであった。263名の研修会参加者から調査協力が得られ,2群について同一の研修会を行った上で,独立変数として「『自分』の問題としての理解」の質問をする群と「『知識』としての理解」の質問をする群に分け,その回答のストレス対処の自信への影響を比較した。その結果,教師のメンタルヘルス研修会においては,「『自分』の問題としての理解」が必須であることが分かった。併せて,ストレス対処の自信が高い参加者にストレッサーを吟味させるのは禁忌であることが分かった。

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