学校家庭科教材の裁縫道具と学習効果 : 1977年から2016年までのカタログ調査から

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タイトル別名
  • Learning Effect Obtained Using Sewing Equipment of Home Economics on School : Based on Catalog Surveys From 1977 to 2016
  • ガッコウ カテイカ キョウザイ ノ サイホウ ドウグ ト ガクシュウ コウカ : 1977ネン カラ 2016ネン マデ ノ カタログ チョウサ カラ

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抄録

1977年から2016年までの裁縫道具の商品カタログを調査対象として,裁縫道具がどのような変遷を遂げてきたのかを整理・分析した。裁縫道具に期待できると予想される「裁縫に関する技術習得」「針やはさみなどの危険物の取り扱い方」「整理整頓の習慣」「長く使うための物の大切な扱い方」「手指の巧緻性の向上」といった学習効果について考察した。裁縫道具は約40年の間に様々な改良点が見られ,時代に応じた魅力的で使いやすい工夫が盛り込まれてきたことが分かったが,一方で便利さゆえ学習効果が多くは見込めないなどの課題も見つかった。教師には,裁縫道具の特徴や課題を的確に把握し,学習効果を有効に引き出せるような知識と技術の向上が求められることから,今後は学校現場,教材販売会社,教員養成大学の連携が必要であると考えられた。

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