CO<sub>2</sub> 冷媒ヒートポンプ給湯器の温水を利用した循環式乾燥機による籾の熱風乾燥に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Investigation of Hot Air Paddy Drying by the Recirculating Batch Dryer Using Hot Water Created from the CO<sub>2</sub> Refrigerant Heat Pump Water Heater
- CO₂冷媒ヒートポンプ給湯器の温水を利用した循環式乾燥機による籾の熱風乾燥に関する研究
- CO ₂ レイバイヒートポンプ キュウトウキ ノ オンスイ オ リヨウ シタ ジュンカンシキ カンソウキ ニ ヨル モミ ノ ネップウ カンソウ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
循環式乾燥機による省エネ乾燥実現に向け,ヒートポンプを用いた穀物乾燥システムを設計した。本システムは最大張込量500 kgの循環式乾燥機を対象に,CO2 冷媒ヒートポンプ給湯器で生成した温水と常温空気を熱交換して,穀物乾燥用の熱風を生成する構造とした。さらに,システム内に温水を貯める貯湯ユニットを設け,温水を蓄熱媒体として利用することで,低温条件下で懸念されるヒートポンプの除霜運転作動時にも継続的な穀物乾燥が行えるため,着霜の発生と除霜運転の作動の頻発による穀物乾燥への悪影響を回避可能な構造とした。本システムによる籾乾燥試験の結果,乾燥速度は1.0 %w.b./hと循環式熱風乾燥機と遜色無い値であった。品質面では,胴割れの多発は認められなかった。比エネルギ消費量は,2.6 MJ/kg-H2O,穀物水分1 kgの乾減に要したCO2 排出量は3.1× 10-4 t-CO2/kg-H2Oであった。一般的な循環式熱風乾燥機の値と比較して,比エネルギ消費量は54%,CO2 排出量は23%の低減効果となった。乾燥期間中の平均外気温は15.4 ℃であり,ヒートポンプユニットの成績係数(COP)は3.2であった。これより,設計した穀物乾燥システムは,循環式乾燥機における慣行の作業能率を維持しつつ,ヒートポンプの性能を発揮することで,穀物乾燥の省エネ化およびCO2 排出量の低減が可能であることを確認した。
収録刊行物
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- 農業施設
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農業施設 44 (1), 22-29, 2013
農業施設学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297372150131328
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- NII論文ID
- 10031165784
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- NII書誌ID
- AN00201054
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- ISSN
- 21860122
- 03888517
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- NDL書誌ID
- 024419574
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可