調理実習の事後学習におけるMR技術を用いた反復練習支援システムの開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of repetitive practice support system using MR technology in post-learning for cooking training
説明
<p>【目的】管理栄養士・栄養士養成課程における調理実習は,週に1回を最大1年かけて行われるが,入学前の調理経験等によるバラツキが大きいため,習熟度は個人差が大きく,実習外での反復練習や教員による個別指導が必須の状況である。これまで我々は,調理実習を記録するシステム(教員によるデモや調理実習中の様子を録画し,実習後に確認可能なシステム)を開発した。しかし,記録映像は膨大な情報量のため,映像を単純に視聴するだけでは,流れ作業で終わってしまうことが懸念される。そこで本研究では,MR技術を用いた反復練習支援システム開発の試みを行った。 </p><p>【方法】MR技術を用いた反復練習支援システムは,MR技術が搭載されたスマートデバイスとスマートデバイス上で動作するアプリケーションで構成される。アプリケーションは,Unity,Microsoft Visual Studio.Net C#,MRTKを用いて行い,スマートデバイスに搭載されたシステム上で動作するようにした。また,アプリケーションは空間上に記録映像が自由に表示されるように配置し,その周囲に空間上で操作可能なメニューが表示するようにした。 </p><p>【結果】開発したシステムは,MR技術を用いることで操作者が空間上に記録映像の画面を映し出し,リアルタイムで記録映像を確認しながら反復練習が可能にすることができた。また,空間上に映し出すことでデバイス等を直接手に触れる必要もなく,反復練習が可能なものにできた。しかしながら,開発したシステムは試作機であるため,実際の教育環境に導入するためには,より具体的なシステム導入による教育効果の検証,さまざまな条件におけるシステムの検証,システムの教育方法の面などの課題を解決していく必要がある。</p>
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 143-, 2023
日本調理科学会