質的研究の特長—量的研究との相違点と共通性—
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- 青柳 健隆
- 関東学院大学経済学部 青柳研究室(スポーツ教育学)
書誌事項
- タイトル別名
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- The strengths of qualitative study: differences from and similarities to quantitative study
抄録
<p>学術誌等において質的な手法を用いた研究を目にする機会も増えてきたが,いまだに質的研究が広く,そして適切に理解されているとは言い難い.本稿では,質的研究と量的研究の比較を通して,質的研究の特長を明示することを主目的とした.また,エビデンスレベルや質的研究の特長に基づく量的研究との使い分け,混合研究法としての質的研究と量的研究の相互補完的な活用方法についても報告する.加えて,そもそも「質的」とはどういうことなのかについても検討した.まとめると,質的研究とは探索的・仮説生成的であり,俯瞰的・抽象的な範囲を取り扱うことを得意とし,要素や関係性の「存在」を重視するという特徴を持っている研究手法であった.対する量的研究は,検証的・確認的で,限定的な範囲について結論づけることに適しており,「数」を重要視するパラダイムを有していることが確認された.両者それぞれに特長があるため,研究分野のエビデンスレベルや研究目的,データの性質などに応じて妥当かつ信頼性の高いものを選択または組み合わせて用いることで研究のクオリティを高めることが可能となる.</p>
収録刊行物
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- 日本健康教育学会誌
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日本健康教育学会誌 31 (3), 166-172, 2023-08-31
日本健康教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297504266902784
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- ISSN
- 18845053
- 13402560
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可