土砂および沈木に起因する高圧ローラゲートの機能低下に関する要因分析

DOI
  • 髙田 翔也
    国立研究開発法人土木研究所 河道保全研究グループ水工チーム
  • 田中 千喬
    株式会社IHIインフラ建設((元)国立研究開発法人土木研究所 水工研究グループ水理チーム)
  • 宮川 仁
    国立研究開発法人土木研究所 河道保全研究グループ水工チーム
  • 石神 孝之
    国立研究開発法人土木研究所 流域水環境研究グループ

書誌事項

タイトル別名
  • Risk Analysis for Functional Loss of a Bottom Outlet Gate due to the Passage of Sediment and Submerged Wood Debris

抄録

<p>2017年長野県の裾花ダムにおいて,洪水調節中の常用洪水吐きのゲートが吞口敷高に達した堆砂および沈木等により操作不能となった。同事象はダムの機能上許容できないリスクであり,また他ダムも含めた再発防止のため,同事象の発生要因の特定と対策を行う必要がある。そこで本研究では,主に土砂や沈木等の通過を考慮していない常用洪水吐きの高圧ローラゲートを対象に,土砂および沈木に起因するゲート操作不能に関するフォルトツリーを作成し,各リスク要因を体系的に整理するとともに,裾花ダムにおける操作不能シナリオの定量的な分析を試みた。</p>

収録刊行物

  • ダム工学

    ダム工学 33 (2), 119-126, 2023-09-15

    一般社団法人 ダム工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297582100281984
  • DOI
    10.11315/jsde.33.119
  • ISSN
    18808220
    09173145
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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