せん断変形作用における極限状態のゴム製支承の応力分布に関する考察

  • 千田 知弘
    東北学院大学 工学部環境建設工学科
  • 村上 海翔
    東北学院大学大学院 工学研究科環境建設工学専攻
  • 寺澤 貴裕
    国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所
  • 植田 健介
    一般社団法人ゴム支承協会 技術委員会
  • 佐藤 京
    国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

書誌事項

タイトル別名
  • FE ANALYSES UTILIZED HYPERELASTIC MATERIAL PARAMETERS FOR STRESS DESTRIBUTION OCCURRED INSIDE RUBBER BEARINGS IN SHEAR DEFORMATION ACTION UNDER ULTIMATE STATE

抄録

<p> 積層されたゴムと鋼板が接着剤で一体化される構造を有するゴム製支承の設計に際しては,ゴムの破断より先に接着剥離を生じさせないことが極めて重要であり,道路橋支承便覧では,JIS K 6256-2:2013を用い,90°剥離強さが7N/mm以上であることを確認するよう求めている.一方,水平変位が作用している状況下における実際のゴム製支承の内部応力状態は未だ明らかになっておらず,上記試験法を適用しての評価に,潜在的な課題が残されている現状にある.</p><p> そこで本論文では,試設計した4種類のゴム製支承,90°剥離強さ試験,一面せん断試験を対象に,超弾性パラメータと接着層を考慮したFEM解析を実施し,各試験体に生じる内部の応力状態を明らかにした上で比較評価を行い,より良い接着力評価方法を検討した結果を報告する.</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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