三重県北勢地域における不圧地下水の水位変動の特性について

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タイトル別名
  • A study on unconfined groundwater of water level fluctuations in the Hokusei area, Mie Prefecture, Japan

抄録

<p>近年,宅地化,転作などによる水田面積の減少がみられ,農村部では流域下流域において地下水位の低下が報告されつつある。水田面積の減少傾向は,全国的にもみられており,例えば水道水源を100%地下水に依存している熊本市では,上流部の休耕田や農閑期の水田に水を張ることで,地下水涵養量を維持している。一方,地下水の入力となる降水については,短時間における集中豪雨の降雨強度など変化が,地域の降雨-浸透過程にも変化をもたらしていることを示唆され,その影響について解明が必要である。</p><p>そこで,本研究は,三重県北勢地域を研究対象として,不圧地下水の物理化学的特性を明らかにし,地下水涵養機構と地下水流動の解明を試みることとする。本地域での不圧地下水は水道水源にもなっており,水道水源井における地下水位の低下傾向は,地域の水資源管理の点において環境影響評価をすることが急務であるといえる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297603758398208
  • DOI
    10.14866/ajg.2023a.0_98
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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