デザイン要素分析による杉本貴志デザインの商環境インテリア特性

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書誌事項

タイトル別名
  • Interior Characteristics of the Commercial Environment Designed by Takashi Sugimoto Based on Design Element Analysis
  • - The Works from 1972 to 1989 -
  • -1972 年から1989 年までの作品について-

抄録

<p>本研究の目的は、インテリアデザイナー杉本貴志に着目し、作品特性を明らかにすることである。雑誌『商店建築』に発表された作品 62 作品を研究対象とし、空間構成、素材、照明および環境生成の視点から、作品の構成要素を抽出し、このデータを用い作品分類を行った。分類は、A 群からE 群の5 群に分類できた。A 群の特性は、シングルデザインの引用である「格子割付」「対称配置線」である。B 群では、「全円」が現れ、機能性が重視されている。C 群では、平面計画に「部分円」、「平行線」および「全円」が大胆に使用されている。D 群では、平面に「複合図形」「多重図形」が使用され、多くの仕上げ要素が出現している。E 群は、立面計画に「ルーバー壁面」、床仕上げに「木材系床」「金属系床」が現れている。これらの分析から、各群が、年代を重ねて遷移している様子が明らかとなった。さらに、杉本の第三世代としての特色とバブルの影響が作品に現れていた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297603758423424
  • DOI
    10.24538/jhesj.30.1_9
  • ISSN
    24332836
    13407694
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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