書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between Tendency of Autism Spectrum Disorder and of DevelopmentalCoordination Disorder and EEG Frequency during Motion Observation /Motion Execution in Typically Developing Adults
- テイケイ ハッタツ セイジン ニ オケル ジヘイスペクトラムショウ ケイコウ オヨビ ハッタツセイ キョウチョウ ウンドウショウ ケイコウ ト ドウサ カンサツ ・ スイコウジ ノ ノウハ シュウハスウ ト ノ カンレン
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抄録
<p>発達性協調運動症(DCD)に代表される運動面の不器用さは自閉スペクトラム症(ASD)で指摘されている模倣機能の弱さに関連があるとされており、その神経生理学的基盤はミラーニューロンシステムである。その活動は脳波周波数のうち感覚運動野のmu波が反映し、自身の動作遂行時と他者の動作観察時、運動イメージの想起時に抑制される。本研究では、定型発達成人29名を対象に(1)動作遂行時(2)他者の動作観察時(3)無生物の動作観察時(4)ランダムドットパターンとメトロノーム音の視聴時の脳波のmu波成分について、ASD傾向およびDCD傾向との関連を分析した。その結果、ASD傾向との関連とDCD傾向との関連のいずれにおいても、動作遂行時と動作観察時にASD傾向またはDCD傾向の弱い群でよりmu波の抑制が認められた。以上より、ミラーニューロンシステムの活動はASD傾向およびDCD傾向の高さの影響を受け、両者にみられる不器用さは背景を共有する可能性が推察された。</p>
収録刊行物
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- 障害科学研究
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障害科学研究 47 (1), 1-12, 2023-03-31
障害科学学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297659209056128
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- NII書誌ID
- AA12215065
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- ISSN
- 24320714
- 18815812
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- HANDLE
- 2241/0002006869
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- NDL書誌ID
- 032831581
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可