多職種の相互理解と意識改革―家族との連携を中心とした未就学難聴児言語療育:医師の立場から―

書誌事項

タイトル別名
  • Inter-professional work in in language habilitation of preschool children with hearing loss
  • タショクシュ ノ ソウゴ リカイ ト イシキ カイカク : カゾク ト ノ レンケイ オ チュウシン ト シタ ミシュウガク ナンチョウジ ゲンゴリョウイク : イシ ノ タチバ カラ

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説明

<p>Hugh Barrは,①他の専⾨職と区別できる専⾨職能⼒,②全ての専⾨職が必要とする共通能⼒,③他の専⾨職種と協働するために必要な協働的能⼒,の3つの能⼒が備わることで,専⾨職間の連携協働が円滑に機能すると述べている。協働的能力の中心になるのは常に難聴児やその家族であり,家族が大切にする価値観や目標を共有することが重要である。当科で未就学児を主な対象として行っているAuditory Verbal Therapy(AVT)は聴覚を最大限に活用する言語療法で,親を子どもの最強の「療育者」としてコーチングし,家族の価値観や関心事を尊重して目標を設定するまさに「患者・家族を中心とした」方法である。AVTを通して「聴こえない子供たちが聴こえる世界に十分に参加し,自分たちの可能性を最大限に広げられること」を目標に多職種連携を円滑に行いたい。</p>

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