着床式洋上風力発電基礎の局所洗掘と対策案に関する実験的検討

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON LOCAL SCOUR AND COUNTERMEASURE AROUND PILE FOUNDATION OF OFFSHORE WINDFARM

抄録

<p> 着床式洋上風力施設の代表的な洗掘対策として,基礎周辺への袋詰根固め工の敷設がある.ただし,袋詰根固め工の設置数は100個を超えることも多く,これらの吊降し・敷設作業には多大な時間が必要となる.そこで,洗掘対策施工の工期短縮が期待できる円盤型構造の対策工を提案し,その効果を確認するための水理模型実験を実施した.実験の結果,円盤型対策工単体では十分な洗掘抑制効果は得られなかったが,円盤型対策工と袋詰根固め工を併用することで,袋詰根固め工のみの場合と同等の洗掘防止効果を得られることが確認できた.またOpenFOAMを用いて固定床条件で実験再現解析を実施した結果,対策工周辺で流れの加速が確認でき,このため対策工単体で十分な洗掘防止効果が得られなかったと推察された.</p>

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参考文献 (13)*注記

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