ギフテッド傾向の子どもたちに対する「取り出し型」の支援と「インクルーシブ型」の支援のあり方の検討

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書誌事項

タイトル別名
  • ─民間プログラミング教室におけるインタビューをふまえて─

抄録

日本におけるギフテッド教育については,文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議」の方針をふまえ,「インクルーシブ型」(通常の学級の中で求められる支援)と「取り出し型」(通常の学級とは別の場で民間機関等が担う支援)について具体的な検討する必要がある.本稿では,第一著者が所属する会社が運営している民間のプログラミング教室でギフテッドの傾向のある子どもと保護者へのインタビューを実施した.その結果,「インクルーシブ型」の支援については,「子どもに合った難易度・ 進度の教材の使用,または持ち込みの許可」など7項目,「取り出し型」の支援については「学校に限らない教育資源へのアクセシビリティの担保」など2項目に分類をすることができた.「インクルーシブ型」の支援を前提としながら,必要に応じて「取り出し型」の支援を実施していく仕組みを整える必要性がある.

収録刊行物

  • 発達障害研究

    発達障害研究 44 (4), 344-353, 2023-02-28

    日本発達障害学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297692238216576
  • DOI
    10.60260/jasdd.44.4_344
  • ISSN
    27589048
    03879682
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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