恋人との共同作業は手の視覚的認知に影響するか

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Hand laterality and self-other discrimination tasks jointly with a romantic partner

抄録

近年,顔以外の体の部位(特に手)に反応するEBA(外線条身体部位)が発見され,手認知への関心が高まっている.本研究では,自他判断課題,恋人・未知異性の手認知に関するFerri et al. (2011)やFukui et al. (2020),共同行為を恋人と行う影響に関するQuintard et al. (2020)を踏まえて,(1) 自己か同性他者の手画像,あるいは,(2) 恋人か未知異性の手画像を提示する2つの実験セッション中に,ラテラリティ(左右)判断課題,自他(恋人・未知異性)判断課題を参加者単独で行う条件と恋人と共同で行う2条件設定し検討した.実験の結果,共同行動中の方が単独実施に比べて左右判断,自他判断の両方の課題において反応時間が短くなることが示され,親密な人との共同作業による課題パフォーマンス向上を示唆した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297824977934848
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2023.0_78
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ