重度慢性歯周炎を伴う下顎偏位に対し咬合再構成した症例

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タイトル別名
  • A case report of occlusal reconstruction for mandibular malposition with severe chronic periodontitis
  • ジュウド マンセイシシュウエン オ トモナウ カガクヘンイ ニ タイシコウゴウサイコウセイ シタ ショウレイ

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抄録

<p>症例の概要:患者は41歳男性.上顎左側臼歯の疼痛による咀嚼の困難を主訴に来院した.重度慢性歯周炎による残存歯の動揺,咬合高径の低下,下顎偏位が認められた.重度歯周炎に対する治療とともに,咬合挙上を含めた下顎位の修正を行い,クラウンブリッジ補綴と部分床義歯による咬合再構成を行った.</p><p>考察:エックス線検査と開閉口をよく観察した臨床所見において下顎偏位を確認し,オクルーザルアプライアンスを用いて下顎位を是正できたことが,治療効果に大きく影響したと考えられる.</p><p>結論:下顎偏位を伴う患者に対し,開閉口等の下顎運動を十分診察することは,適正な補綴装置の装着と良好な経過に寄与することが示唆された.</p>

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参考文献 (1)*注記

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