地域づくりを巡る外集団の受容意識に関する心理構造分析

書誌事項

タイトル別名
  • An analysis of psychological structure on acceptance of out-groups around community development
  • A case study of Uchiko town, Kita district, Ehime Prefecture
  • 愛媛県喜多郡内子町を対象として

抄録

<p>人口減少が進む地域において、地域外の人材を登用して、彼らの新たな視点や技術によって地域課題を解決したり、多様な考えを持つこうした人材との交流を刺激として、地域コミュニティの内発的発展を促したりすることは重要である。しかしながら、地域づくりに主体的に取り組む住民らが自分たちの地域との思いを強く持つ余り、地域外の人材と各種取り組みへの認識の相違が生じ、協働が難しい状況に陥る場合もある。そこで本研究では、愛媛県喜多郡内子町を調査対象地として、地域づくりを巡る外集団の受容意識に対する心理構造と、外集団の受容意識を阻害する要因に対する緩和策について実証的に検証した。調査の結果、居住年数が外集団の受容性を低下させること、地域愛着及び橋渡し型的活動が外集団の受容性を高めることが示された。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 58 (3), 1539-1545, 2023-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (16)*注記

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