最終処分場浸出水原水モニタリングにおけるバイオアッセイの実用化

書誌事項

タイトル別名
  • Practical Application of Bioassays in Monitoring Untreated Water from Leachates

抄録

最終処分場では早期安定化が重要な課題であり,放流水,地下水,埋立ガス,埋立地内部温度等,さまざまなモニタリングが行われている。中でも,浸出水原水の水質は埋立地全体を評価できるモニタリング項目として重要である。浸出水には多種多様な化学物質が含まれることから,従来から実施されている化学分析を補完できるバイオアッセイの活用が求められている。一般的に化学分析と比較し,バイオアッセイは試験に長時間を要することで,高額となることから,最終処分場の維持管理に活用された報告はみられない。そこで,現地の簡易施設で,迅速,かつ,簡便に実施できる手法として,魚類であるアカヒレを使用し,24 時間で結果を得る急性毒性試験を 2 年間継続して行なった。その結果,当該バイオアッセイは現地で測定可能な最終処分場の維持管理方法として有用性があることを把握した。

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参考文献 (5)*注記

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