霞ヶ浦の流入河川・湖水・湖水を原水とする水道水におけるネオニコチノイド系殺虫剤濃度
書誌事項
- タイトル別名
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- Concentration of neonicotinoid insecticides in river, lake, and tap water sourced from Lake Kasumigaura, Japan
- カスミガウラ ノ リュウニュウ カセン ・ コスイ ・ コスイ オ ゲンスイ ト スル スイドウスイ ニ オケル ネオニコチノイドケイ サッチュウザイ ノウド
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説明
<p> 霞ヶ浦湖水・流入河川・湖水を原水とする水道水中のネオニコチノイド系殺虫剤(以下,ネオニコチノイド)濃度を分析した。湖水は霞ヶ浦(西浦)右岸の木原取水場近くの湖岸,河川水は取水場に最も近い流入河川である清明川で2020年9月から2021年8月の間16回,10 mm以上のまとまった雨が降った翌日に採水した。水道水は2020年9月から2021年3月の間に湖水・河川水を採水した日の夕方に7回採水した。国内で使用される7種のネオニコチノイドのうち,清明川では5種類,霞ヶ浦では4種類が検出された。またジノテフランとクロチアニジンは湖水・河川水ともに周年検出された。一方で水道水からは全期間においてネオニコチノイドが検出限界未満で,浄水場での活性炭処理により除去されていると考えられた。</p>
収録刊行物
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- 陸水学雑誌
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陸水学雑誌 84 (2), 139-142, 2023-05-25
日本陸水学会