氷径分布と空隙率がアイスジャムによる水深上昇に与える影響

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タイトル別名
  • EFFECT OF ICE SIZE AND POROSITY ON WATER DEPTH INCREASE DUE TO ICE JAMS

抄録

<p>本研究の目的は,実務での活用を考慮したアイスジャムによる水深上昇の推定手法を開発することである.アイスジャムによる水深上昇の現象を明らかにするために,氷の大きさや厚さ,氷塊の空隙率に着目した二通りの水理実験を実施した.本実験結果より,アイスジャムによる水深上昇の要因は,氷の鉛直下方向への潜り込みと,これに伴う通水面積の減少が推定された.この現象を流水が流れる開口の高さと氷塊の空隙率で表現した実験を実施して実験データを得た.本実験データを基に,流量,川幅,アイスジャム発生前の水深,水の動粘性係数,開口高さ,氷塊の空隙の 6つの入力値から,アイスジャムによる水深上昇の推定手法を開発した.本推定手法による水深比の推定値は,精度高く実験値を推定した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297969552480640
  • DOI
    10.11532/river.29.0_575
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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