単色X線を用いた生体内におけるイミペネム・シラスタチンの一時塞栓物質としての血管内動態

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タイトル別名
  • Observation of Intravascular Kinetics as Primary Embolic Material of Imipenem Cilastatin in vivo using Monochromatic X-ray

抄録

今回、我々は単色X線を用いて非イオン性造影剤 (Iomeron350®) と混和したイミペネム・シラスタチンの生体下血管内動態を観察することに成功した。生体下でイミペネム・シラスタチン注入後に動脈塞栓効果があることを明らかにした。さらに塞栓後 60 分の観察で再開通を認めており、一時塞栓物質の性質を持っていることが判明した。Picibanil でウサギの耳介に炎症を惹起させており、同部位に炎症誘発血管が増生している状態も確認できた。イミペネム・シラスタチン自体の描出はできなかったが、正常血管での動脈塞栓から再開通までの経過を観察できた。塞栓物質注入の最適量、インジェクターでの造影剤の注入速度、注入量も確立した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297969552491648
  • DOI
    10.18957/rr.11.5.313
  • ISSN
    21876886
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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