ジャワ島北岸のPekalongan周辺での地盤沈下と沿岸漂砂による著しい地形変化

  • 宇多 高明
    (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所 日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 森 智弘
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 伊達 文美
    (一財)土木研究センター河川・海岸研究部

書誌事項

タイトル別名
  • BEACH CHANGES DUE TO GROUND SUBSIDENCE UNDER EASTERLY TRADE WIND NEAR PEKALONGAN ON NORTH SHORE OF JAVA ISLAND

抄録

<p> Java島北岸に位置するPekalongan沿岸を例として,地下水汲み上げによる著しい地盤沈下と偏東風下での風波に起因する地形変化が同時に進む海岸での地形変化について調べた.調査域東端のPekalonganから西向きにComal川の河口デルタを挟んで9地区を設定し,各区域の海岸線の変化を衛星画像より調べた.また,2022年8月10日にはPekalongan周辺で海岸の現地調査を行い,地盤沈下状況を調べた.この結果,Pekalonganでは地下水汲み上げに起因する地盤沈下量が約1.6mに達し,海没地が急激に拡大していることが分かった.一方,Comal川の河口デルタの東側区域では,東寄りの方向からの入射波の波向角が右回りに平均で22°と大きく,また西側区域では最大42°と著しく斜め方向から入射するため,汀線の不安定的発達が起こり得ることが分かった.</p>

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

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