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- 石崎 健郎
- アース環境サービス株式会社 開発本部 学術部
書誌事項
- タイトル別名
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- The Key Points for Monitoring System to Achieve Efficient and Effective Pest Management
抄録
効率的・効果的な防虫防そ管理を行う上で,モニタリング(トラップ類での昆虫やそ族の調査)は重要な役割を担う。適切なモニタリング方法を構築しなければ,昆虫やそ族の侵入や生息に関する正確な情報が得られず,昆虫等の混入による顧客クレームや製品ロス等の不具合につながる危険性があり,また一方で過剰さが現場の必要以上の負担増加につながる可能性もある。そのため,防虫防そ管理におけるモニタリングの位置づけや意味を知り,リスクベースの考え方でモニタリングのツールや場所の選定方法を検討する必要がある。<br>防虫防そ管理は,計画,組織や活動体,点検や調査,対策,教育訓練などを含む「防虫防そプログラム」の下で組織的な活動を行うことが重要だが,モニタリングもその一要素であり,他の要素と関連しあう。またモニタリングとは「サンプリングで得られたデータの傾向を把握・分析し,原因追究,根本対策や予防管理,検証につなげること」であり,それゆえ昆虫・そ族やエリア等のリスクに基づく方法を選定する必要がある。<br>モニタリングツールのうち捕虫器はその捕獲効率だけでなく誘引リスクも考慮し,エリア特性を踏まえた機種選定や,飛翔昆虫侵入経路の仮説に基づく設置場所選定を行う。歩行昆虫やそ族トラップ等の種類や設置方法は昆虫・そ族の特性や使用環境などを踏まえて,また設置場所は歩行昆虫やそ族の侵入・生息リスクとなる場所を中心に選定する。本稿ではこれらをリスクベースで考える際の主な着眼点を提供する。なおそ族モニタリングの新手法「Pescle」についても紹介する。<br>最後に,捕獲データの解釈などモニタリングに関連するいくつかの留意点についても解説する。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 77 (10), 894-901, 2023
紙パルプ技術協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297979838690176
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可