声の人格権に関する検討

DOI
  • 荒岡 草馬
    NTT社会情報研究所 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特任助教
  • 篠田 詩織
    NTT 社会情報研究所 研究主任
  • 藤村 明子
    NTT社会情報研究所 主任研究員 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特任准教授
  • 成原 慧
    九州大学大学院法学研究院 准教授

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the Personality Rights of Voice

抄録

<p>本稿は、「声の人格権」という新たな権利概念について検討するものである。近年、音声合成技術が急速に進歩しており、関連する製品やサービスも数多く登場している。これらの技術が誤った使い方をされた場合、人の声を無断で再現し、本人の意に反した発言をさせるなどの運用がなされる危険性があり、既に国内外で問題となった事例もある。従来、我が国において、人の容姿に対しては「肖像権」という人格権が認められてきたが、人の声に対して人格権を認めた判例はなく、学説においても十分な議論が蓄積されていない。本稿は、そのような「声の人格権」の議論を惹起することを目的とする。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298156623134848
  • DOI
    10.34374/inlaw.22.0_24
  • ISSN
    24350303
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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