生理衛生空間の清潔感に関わる心理学的研究

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タイトル別名
  • Psychological research on cleanliness of impression surface and hygienic spaces

抄録

トイレの印象面での清潔さを向上させるアプローチを模索するため、トイレの印象評価と実際の設計の際に操作可能な物理量との関係性を明らかにする。トイレ全体に関する評価とトイレの各場所に対する評価を印象面評価としアンケート調査を行った。物理量測定は各部素材の色彩と各部の寸法の測定を行った。そのデータをもとに印象評価と物理量の相関分析を行った。その結果、清潔感に対して空間の美しさ、空間が人工的かどうか、空間の明るさそれぞれと相関があることが分かった。その中でも空間の美しさと明るさについては壁面の色彩とも相関がみられた。壁面を明るくデザインすることで空間が美しく、明るく感じ、その結果その空間を快適に感じ、より清潔にも感じることにつながることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298200989640192
  • DOI
    10.24538/jhesp.46.0_119
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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