想像温度・想像快適温度に基づく熱環境適応の評価に関する研究

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タイトル別名
  • Study on evaluation about thermal adaptation based on cognitive temperature and cognitive comfort temperature
  • - Field survey for female university students in autumn and winter -
  • -秋冬季の女子大学生に対する実測調査-

抄録

本研究は、想像温度と熱環境適応との関係について考察することを目的に、秋冬季に女子大学生を対象としてアンケート調査と温熱環境計測を行った。想像温度は、「今、何度であるか?」と直感で想像する温度であり、温熱環境指標として広く利用されるPMVやSET*と比べ個人差を反映すると考える。また本研究では、既往研究で検討例の少ない「想像快適温度」についても検討し、より生活者の感覚と対応した評価を試みた。本研究のまとめは以下の3点である。(1)想像温度は、外気温や室温などの実環境と対応している。(2)想像温度と想像快適温度を組み合わせによって、熱環境適応の状況をより適切に評価できる。(3)想像温度は、心理的適応、生理的適応、行動的適応それぞれと関連しており、熱環境適応プロセスを理解するのに役立つ尺度といえる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298200989653248
  • DOI
    10.24538/jhesp.46.0_171
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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