コロナ感染症防止用マスクの快適性に関わる性能評価

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タイトル別名
  • Evaluation of comfort-related performance of corona infection prevention masks

抄録

コロナ感染防止用に着装する素材や形状の異なるマスク7種の素材レベルのマスクの粒子捕集効率と通気抵抗およびフィット性を含めた評価として換気速度、熱抵抗、蒸発熱抵抗を評価し、温熱的快適性に関わる性能評価を行った。マスクの粒子捕集効率の結果からウレタン以外のマスクでは、安静時、運動時相当のいずれの条件でも80%以上の捕集効率があるため、日常生活の中で感染防止のために使用するマスクとして十分な効果があった。換気速度の実験から医療用以外のマスクでは隙間が生じやすく、プリーツ型、立体型とも頬脇のフィット性が影響して、フィット性が十分でないと脇からの換気が増大した。装着の際、隙間が生じないように気を付ける必要がある。頭部全体の熱抵抗、蒸発熱抵抗の計測結果から特に蒸発熱抵抗でナノファイバー入りのマスクの抵抗が小さい傾向がみられた。蒸発熱抵抗が小さいマスクが快適性の観点から望ましいと考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298200989695104
  • DOI
    10.24538/jhesp.46.0_237
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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