奈良町の町家内の温熱・空気環境の形成機構の評価に関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on evaluation of both thermal environment and natural ventilation within Machiya in Naramachi
  • (Part 3) Analysis of effects of both upper wind velocity and location of Machiya on the environment in and around Machiya using CFD analysis
  • (その3)CFD解析による町家の向き・上空の風速の違いが町家内外の環境に与える影響の分析

抄録

本研究は、CFD解析を通して奈良市内の旧市街地「奈良町」の町家の向きと上空風の風速の違いが町家内外の環境に与える影響を明らかにすることを目的とする。解析領域内に江戸時代の奈良町の街区の一部を再現し、奈良町で一般的にみられる町家を単純化したモデルを分析対象とした。分析対象町家の正面を風上側とし、上空風の風速は3.1 m/sと1.5 m/sの2条件、町家の向きは、町家の手前の小路が日陰となる西向きと日向となる南向きの2条件とし、計4ケースの解析を行った。それにより、以下の知見が得られた。上空風の風速が3.1 m/sで小路が日陰になる場合のみ、主屋の風向が上空風と逆向きになった。また、上空風の風速が弱い方が強い場合と比べて町家内の風速が強い傾向がみられた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298200989697536
  • DOI
    10.24538/jhesp.46.0_41
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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