幼稚園教諭の中堅期以降のキャリア発達を支えた要因

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書誌事項

タイトル別名
  • Factors Supporting the Career Development of Kindergarten Teachers at Mid-career and Beyond:
  • Focusing on the Difficulties in Mid-career
  • ―中堅期の困難に着目して―

抄録

本研究では,幼稚園教諭が中堅期以降,主に担う役割「(1)幼稚園教諭(実践者)」「(2)園組織人」「(3)家庭人」という3つの視点を設け,中堅期以降のキャリア発達プロセスと困難を明らかにした。そして,キャリア発達を支えた要因について検討を行った。研究方法は半構造化面接法を用い,対象者は,経験年数16年目以降,3名の教諭である。TEMによる分析から,各教諭のキャリア発達プロセスと困難を可視化した。中堅期以降のキャリア発達は,(1)~(3)の役割に関連する「実践者として学び自己成長を実感する機会」「園組織内の立場及び役割への意識変容」「家庭人である自己を再確認する経験」これらの要因に支えられたことが明らかになった。

収録刊行物

  • 保育学研究

    保育学研究 61 (1), 91-102, 2023-08-31

    一般社団法人 日本保育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298211935423872
  • DOI
    10.20617/reccej.61.1_91
  • ISSN
    24241679
    13409808
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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