ヤマイヌと呼ばれたイヌ科動物の上顎吻端部から見る 長野県北安曇地方のヤマイヌ・オオカミ事情

書誌事項

タイトル別名
  • Skull of So-called `Yama-Inu’ indicate situation of Yama-inu and Ookami in The North West Nagano prefecture
  • ヤマイヌ ト ヨバレタ イヌカ ドウブツ ノ ジョウガクフンタンブ カラ ミル ナガノケン キタアズミ チホウ ノ ヤマイヌ ・ オオカミ ジジョウ

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説明

市立大町山岳博物館に1982(昭和57)年に寄贈されたイヌ科動物の上顎吻端部について記述する.それは「ヤマイヌのキバ」という名称で登録され,現在の長野県大町市周辺で江戸末期から明治初期に採取された後,魔除けとして根付の状態で使用されたものとみられる.この度得られたミトコンドリアDNA配列に基づく分子系統解析の結果をもとに,大町市周辺(旧北安曇郡内)の郷土史などの記録を概観することで,この地域におけるヤマイヌと呼ばれた生き物の実情について考察した.

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