ポーランドのローマ・カトリック教会が主導するポーランドとウクライナ両国間の歴史係争問題における「和解」への動き ― 「ヴォルィーニ(ヴォリーニ)の悲劇」問題に関して ―

書誌事項

タイトル別名
  • The Movement To True and Sincere Reconciliation Taken The Initiative In By the Polish Catholic Church On the Historical Matter In Controversy Of The ‘The Tragedy of Volhynian Massacre’ in Ukraine
  • ポーランド ノ ローマ ・ カトリック キョウカイ ガ シュドウ スル ポーランド ト ウクライナ リョウコクカン ノ レキシ ケイソウ モンダイ ニ オケル 「 ワカイ 」 エ ノ ウゴキ : ヴォルィーニ(ヴォリーニ)ノ ヒゲキ 」 モンダイ ニ カンシテ

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抄録

本稿では,長きにわたってポーランドとウクライナ両国間での歴史係争問題として論争が続いてきた「ヴォルィーニ(ヴォリーニ)の悲劇」に関して,1990年代後半以降における,ポーランドのカトリック教会が主導する「赦しと和解」への新たな「動き」が,「ウクライナ戦争」が長期化する中,今夏本格化している事態に焦点を当てて,「ヴォルィーニの悲劇」80周年を記念する一連の「記念ミサ」の内容について検討すると共に,両国の教会の代表が公表した「メッセージ(使信)」についても,その内容と意義を分析・整理することとする。そして,「赦しと和解」への長い道が,なにゆえ「戦争」の最中に本格化したのかの理由と背景を明らかにする。

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