CAIの核合成起源Cr-Ti同位体異常

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タイトル別名
  • Nucleosynthetic titanium and chromium isotope anomalies in CAIs

抄録

<p>Calcium-Aluminum-rich-Inclusions(CAIs)は、星雲ガスから凝縮した太陽系最古の岩石である。CAIに見られる核合成起源の重元素同位体異常は、太陽系最初期の同位体不均質性や物質混合過程を理解する上で重要な情報である。しかし、CAIのCr-Ti同位体異常のデータは不足していた。本研究では3つのCVコンドライトから得た粗粒CAIと細粒CAI計14試料のCr-Ti同位体比を測定した。得られたCr-Ti同位体比から、一部の細粒CAIのは粗粒CAIより大きな同位体異常を持つことが明らかになった。これは少なくとも細粒CAIの形成リザバーが複数あったことを示唆する。炭素質コンドライトに細粒CAIは多く含まれるため、隕石全岩の同位体組成を説明する重要な端成分として評価する必要性がある。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298355905963264
  • DOI
    10.14862/geochemproc.70.0_108
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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