経上顎洞内視鏡下アプローチで減量した頭蓋外三叉神経鞘腫の2症例

  • 三根 実穂子
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 高橋 雅之
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 由井 光子
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 蓼原 瞬
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 井之口 豪
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 丹生 健一
    神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Endoscopic Endonasal Approach for Extracranial Trigeminal Schwannoma: Two Case Reports
  • ケイ ジョウガクドウ ナイシキョウ カ アプローチ デ ゲンリョウ シタ ズガイ ガイ サンサ シンケイ サヤ シュ ノ 2 ショウレイ

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抄録

<p> 三叉神経鞘腫は比較的まれな腫瘍とされ, その中でも頭蓋外に限局するものは約5%と報告されている. 自験例の頭蓋外三叉神経鞘腫の2症例は66歳女性, 41歳男性であり, それぞれ術前に上口唇のしびれ, 顔面の温痛覚低下を認めていた. 2症例ともに翼口蓋窩に限局しており, 経上顎洞内視鏡下アプローチで減量を行い, 術後は症状の改善を認めている. 頭蓋外三叉神経鞘腫のうち, 症状を呈している症例や若年例は手術適応となる可能性があり, 翼口蓋窩に位置する腫瘍では経上顎洞内視鏡下アプローチが選択肢となると考えられた.</p>

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