商業高校情報処理科におけるハードウェア学習用AR教材が学習意欲に与える効果の考察

DOI
  • 空谷 知之
    埼玉県立坂戸高等学校 広島大学大学院 人間社会科学研究科 博士後期課程

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Using AR Tools for Studying Computer Hardware on Student's Motivation in Information Processing Classes: A Study at a Japanese High School for Business and Commercial Education

抄録

<p> オブジェクト指向型言語は,オブジェクトが主記憶装置に展開されるためハードウェアの役割が理解できないとプログラムの動作について理解が困難となる。しかし,ハードウェアはコンピュータ内部にあり,可視化ができないためハードウェアの視覚情報が乏しく学習が困難になる場合が多い。そこで本研究では商業高校のプログラミングの授業においてコンピュータのハードウェアをARによって拡張表示する教材開発を行った。教材は生徒の学習意欲の考慮のためARCSモデルを参照し設計した。教材の学習意欲の効果の検証のためAR教材を使用する群(実験群)と従来のプレゼンテーションによる教材を使用する群(対照群)に分け,ARCSモデルの4要素について学習意欲の質問紙調査を行った。結果として,実験群は注意,自信,満足感において学習意欲の向上の効果が見られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298355909542912
  • DOI
    10.14949/konpyutariyoukyouiku.54.48
  • ISSN
    21886962
    21862168
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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