数学科教育実習生の授業設計の過程に関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Instructional Design Process of Mathematics Student Teachers
  • Focus on Instructional Design Theories
  • ―インストラクショナルデザイン諸理論に着目して―

抄録

<p>本研究の目的は,教職課程でインストラクショナルデザイン諸理論を学修した数学科教育実習生が,教育実習の授業設計を行う過程を,インストラクショナルデザイン諸理論の観点で明らかにすることである.都内X大学理学部の教育実習生3名を対象に,複線径路等至性アプローチにより調査を行った.具体的には,9教授事象とARCSモデルの観点で径路を作成した.統合TEM図を作成した結果,教育実習の序盤では,「事象2:学習者に目標を知らせる」,「事象4:新しい事項を提示する」,「事象6:練習の機会を作る」,「Attention」の観点で共通性がみられた.また,教育実習の中盤以降では,授業設計に取り入れた観点で,「教育方法・技術」での重要性の認識以外にも,他の教職課程科目「数学科指導法」での模擬授業の経験や,教育実習の指導教員の助言をもとに取り入れているなど,ばらつきがみられることが明らかになった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298377804793472
  • DOI
    10.14935/jsser.38.2_247
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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