高校生に対する定理再発見型授業の試み

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タイトル別名
  • Bridge Lectures at High Schools for Theorem Re-finding in Geometry

抄録

<p>大学教員(幾何学専攻)が,高校生に対して100分間の特別授業を行った.その目的は,研究分野の紹介ではなく,現象を素朴な方法で観察し,仮説を立て検証し,定理の再発見に至る過程を体感させて,数学に能動的に関わる楽しさ,数理探求の身近さ,実社会への応用可能性を伝えることである.この授業は,著者の一人が他2名と共同で行った実際の学術研究に基づき,その研究過程の一部を再構成して立案された.多くの生徒にとり,手がかりとなる定理や公式が皆無な中で一からの組み立てを強いられることは, おそらく初めてであり,この授業スタイルの受容度,実現性(時間内に再発見,あるいはその予感に至れるか),効果の程度や質などが懸念された.高等学校3校における授業(2018,2019,2021年実施)を総合して,質問紙調査による授業の分析結果を報告する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298377804836480
  • DOI
    10.14935/jsser.38.2_257
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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