気象シミュレーションを用いた首都圏における暑熱ストレスの将来変化

DOI
  • 仲吉 信人
    東京理科大学 創域理工学部社会基盤工学科
  • 中山 拓巳
    東京理科大学 創域理工学研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Future Changes in Heat Stress in the Tokyo Metropolitan Area using Meso-scale Meteorological Simulation

抄録

<p><tt>将来における暑熱ストレス変化を明らかにするため,現況再現計算および疑似温暖化法を用いて8 月の関東における熱ストレスの将来評価を行った。将来気候の計算は,d4PDF の4℃昇温実験および2℃昇温実験の各4 ケースをメソ領域気象モデルWRF により力学的ダウンスケーリングした。暑熱ストレス指標にWBGT を用いて解析した結果,将来では最も危険な熱ストレスカテゴリーに分類される地域が大幅に増加した。WBGT の将来変化に対する気象要素の寄与率を計算した結果,2℃昇温実験において大手町では放射,熊谷では気温の影響が大きく,4℃昇温実験では大手町,熊谷いずれも気温の影響が最も大きいこと</tt><tt>が確認された。</tt></p>

収録刊行物

  • 環境情報科学論文集

    環境情報科学論文集 ceis37 (0), 160-165, 2023-12-08

    一般社団法人 環境情報科学センター

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298388886129152
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis37.0_160
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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