A Woman’s Experience of a Stillbirth Due to an Incident Involving a Midwife and the Resulting Dispute

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  • 助産事故により死産し紛争に至った女性の体験

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要旨: 本研究の目的は,助産事故により死産し紛争に至った女性の体験の語りから医師・開業助産師との紛争に至った経緯に,どのような「分岐」や思いが存在したのか記述することであり,ライフストーリー研究とした.女性が「被害」として解釈し訴訟という行動を決断した背景には,「死産したことに長い間自責の念を抱きつつも,その原因に納得できないことを自覚し原因を探究すること」,「子どもを亡くした親の会などに参加するものの,不可抗力で亡くした参加者と自分との相違を認知すること」,「専門職としての能力期待と共に契約者のために責任を遂行する意図期待が裏切られたとき,助産師への信頼は下落すること」,があった.裁判が女性の勝訴という形で帰結したことにより,女性の自己尊重感の回復につながった一方で被告を攻撃し続ける中で自己への怖れも体験した。女性は家族(愛犬も)とともに,これからのライフストーリーを模索しつつ前を向いて生きていこうとしていた.

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